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中国の鍼との違い

鍼灸について
2019年02月27日

鍼
鍼施術は、古代中国で経験的に生まれた治療法です。
   
それが1900年代になって、世界保険機構(WTO)がその効用を認めてから、各国で鍼の研究が取りいられ、医療の現場でも用いられるようになりました。
    
もともと中国の鍼というのは、現在日本で使われているような鍼ではなかったり、施術法ではありませんでした。

①中国の鍼

本場中国で使われている鍼は、すごく太いです。
 
「こんな鍼、身体に入るの?」を直感的に感じるぐらい、太い鍼です。
 

 

②中国の施術

本場での施術では、マッサージや整体を行いません。鍼のみ行います。
 
だから、すぐに「ブスッ」と刺す施術を行います。
 

日本の鍼施術

 
一方の日本では、鍼は非常に細いモノをつかい、施術時には基本的に、身体を少し緩めてから鍼を打っていきます。 
   
鍼が細いのは、その方が日本の方に慣れているので、日本の方は安心して施術を受けられます。
   
太すぎる鍼は、緊張させてしまうので、鍼が入りにくくなってしまうかもしれませんから。
   
また先に体を緩めておいた方が、鍼はスッスッを入っていきやすいので、安心して鍼を受けることが出来ると思います。
   
日本の方が、安心して受けられるような体制になっているということです。
   
身体に不調のある方は、ぜひ一度お試しくださいね!

鍼灸の「ツボ」って何?

鍼灸について
2019年02月27日

他院との違い
「ツボ」というと、皆さんは何を思い浮かべますか?
  
足裏でしょうか?拳法映画・漫画に出てくるようなツボでしょうか?
  
「ツボを刺激すると身体に影響を与える」ということは、日本では常識的に知られていることです。
  
しかし、このツボというのが何か、理解している人はそれほど多くありません。
  
そもそもツボって何なんでしょう?
  

ツボって何?

ツボとは、「経穴」とも言われており、東洋医学で発達した考え方です。
  
この経穴というものは、身体のいろいろなところに存在し、ここを刺激すると、身体のある部分にも影響を与えます。
  
良い影響のツボもあれば、悪い影響のツボもあります。だから正しく運用するために、ツボを刺激する鍼灸は、国家資格が必要になってくるのです。
  
ツボの影響というのは、西洋医学ではまだ説明のつかない不思議なものなのですが、WHO(世界保健機関)でその効用が認められており、世界の医学研究でもその効果が認められています。
  
「東洋医学」というと、ちょっと遠慮してしまう人もいるかもしれませんが、しっかり医学界でも認められていることなのです。
  

ツボの仕組み

このツボを刺激すると、さまざまな症状を緩和することができますが、「なぜ緩和できるのか」については、まだ正確なことはわかっていません。
  
しかしおおまか全体としては、次のように考えられています。
  
「ツボを刺激すると、脳・中枢神経・脊髄に刺激が届き、そこから当該部位に対して刺激が届けられる。その結果、血行もよくなり、体調が回復していく」
  
たとえば、指のツボを刺激すると、いったんそれは、脳や中枢神経に刺激として行き、その中枢部分からあらたに刺激が飛ばされていく、ということです。
  
このツボと各部位の関係をしっかり理解しておくことが、鍼灸師には重要なのです。
  
だから、鍼灸でツボを刺激すること、怖がらないでくださいね。

鍼灸豆知識と歴史

鍼灸について
2019年02月27日

鍼

鍼やお灸、興味あるけど、試すのが怖いって人は多いのではないでしょうか?
  
鍼やお灸って、いわゆる「東洋医学」に分類されるので、西洋医学と違って、理論があやふやみたいな認識があるかもしれませんね。
   
鍼灸の歴史は、古く、今から二千年以上前に、古代の中国で誕生しました。鍼灸技法は陰陽五行思想と融合し、独特の治療法として確立されていきます。(おそらくこの陰陽五行思想というのも、鍼灸をちょっと苦手に感じさせる要因かもしれません。)
  

鍼灸が世界に広がるキッカケ

鍼灸が世界的に広く知られるようになったのは、1971年のこと。ときのアメリカ大統領ニクソンが中国を訪問したときです。中国の鍼麻酔が初めて国際的に報道され、鍼ブームのようなものが起こりました。
  
その後、WHO(世界保健機構)でも鍼灸の研究が進み、1979年に、WHOは鍼灸治療の適応疾患43疾患を発表。これは臨床経験にもとづくものであり、必ずしも研究上の裏付けを伴うものではありませんが、鍼灸治療の信頼性が高まることになった、非常に重要な資料となりました。
  
そして1997年にはアメリカの国立衛生研究所(NIH)が手術後の吐き気、妊娠時のつわり、歯科手術 後の痛み軽減など、一部の病態、疾患について鍼灸治療の効果について認める声明を発表しました。
  
鍼灸の効果に関する認識が、ドンドン広まって来ているのです。
  

なぜ鍼灸が、怪しく思われるのか?

世界的には、しっかりと鍼灸の研究が進みその効果の正当性と適応範囲が広がってきますが、日本ではまだ一般的には浸透していない部分があります。
   
陰陽五行思想とか、経絡とか、そういう言葉が、人を遠ざける一因になっているかもしれませんが、浸透しない一番の理由は「鍼灸の事故」のせいでしょう。特に鍼に因る事故。
   
鍼の事故のほとんどが、使う鍼自体の問題です。悪しき鍼を使ったり、何回も使いまわしているから、鍼の事故が起こり、信頼性が下がってしまっているのでしょう。
  
しかし、当然ではありますが、使い捨て式のいつでも清潔な鍼を使っていれば、そんな事故が起こることはありません。
  
しっかりと認められている鍼灸の施術効果を、活用しないのはもったいないです。
  
  
当院、信鍼灸院では、常に使い捨ての鍼を用いて、ベテランの技術で施術を行っています。
  
鍼をおそれず、ぜひ当院でお試しいただければと思います。

 
 

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